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 Posted by ミリタリーブログ  at 

どうしよう・・・。

グロック17

気づけばスライドとフレームのガタがこんなに・・・。

中のリコイルスプリングまで見えてるし。

誰か良い対処方のをご存知でしたら教えてください(>_<)

これって買い替えないとダメですかね?f^_^;
  


2011年01月14日 Posted by M I C  at 13:01Comments(2)MEU

MEU Pistolとは・・・。



MEUピストルについて詳しく書かれているサイトがあったので引用してご紹介します。

1985年1月、JSSAP(The Joint Service Small Arms Program Office) はBeretta M92Fをアメリカ軍制式ピストルM9として採用した。
 第二次世界大戦が終結してまもなく、アメリカ軍は早い段階で次期制式ピストルは9mmパラベラム弾を使用するものとする判断を示していた。
 1949年4月設立されたNATO(北大西洋条約機構:North Atlantic Treaty Organization)は、各国の思惑と事情から統一ライフルを採用することは出来なかった。しかし、アメリカの主導で歩兵ライフルは7.62mm×51弾薬を使用することが合意された。
 同様にピストル及びSMGは9mm×19(9mmパラベラム)をNATO制式弾と決定した。しかしSMGの役割はアサルト・ライフルに取り込まれつつあり、またピストルは戦場では殆ど活躍することの無い補助火器でしかなかった。したがって慌てて更新する必要はあまりない。
 それでもアメリカは9mmピストル採用に向けて動き出した。ポーランドのラドムVz35をはじめ、ドイツのP38などを検証した上で、次期制式ピストルのトライアルが行われた。S&W M39やハイ・スタンダード(Hi-Standard)T3, コルトT4、コルト・コマンダー9mmなどが検討されたものの、多額の更新コストを費やしてまでこの時期に新しいピストルを採用する必然性は無いと判断され、引き続き45ACPの M1911A1ピストルを使用し続けることが決定された。
 更新は見送られたもののS&W M39は、当時としては完成度が高かった為、アメリカ空軍に少数が使用されるようになった。
 またベトナム戦争における海軍の特殊作戦用として、S&W M39をベースとしたサイレンサーピストルMark 22 Model 0が、1967年に少数採用された。通称は“ハッシュ・パピー”だ。
 1970年代後半、アメリカ空軍は単独で新型ピストルを採用すべく、テストを実施した。このトライアルに参加したモデルはS&W M459, コルトSSP, FN-Hi-Power DA, FN Hi-Power FA, Beretta M92S1, Star M28, H&K VP70Z, H&K P9Sなどだ。
 空軍の評価では、Beretta M92S1が最も優秀だった。しかし、9mmピストル採用という30年近く前のアメリカ軍の方針が再び動き出し、この空軍のトライアルは白紙撤回されてしまった。1979年、JSSAP(連合制式小火器開発プログラム)がスタートし、陸海空全軍による評価が開始された。
 FN HP-FA(Fast Action)は、その特殊な操作性ゆえ選考の対象から外された。また、制式ピストルの座を70年近く守ってきたコルト社の提出したSSP(Stainless Steel Pistol)や、ドイツ ワルサー社の提出したP88も比較的早期に脱落している。
 JSSAPによるトライアルの結果も、空軍の評価同様、Beretta M92S1を最有力となった。ところが1981年春、この結果は再び白紙撤回されてしまう。
 撤回の理由は、セフティ構造に難があり、また錆による作動不良の心配がある、というものだ。真相は不明だが、アメリカ軍の制式ピストルの座を外国製品とすることに対する強い反発が、この白紙撤回の理由だったという説もある。
 しかしBerettaはこの指摘に対し、素早く反応しオートマチック・ファイアリングピン・ブロックを追加したM92SBを製作した。
 トライアルは数年凍結されるという説もあったが、同年6月29日、U.S. Army Armament Material Readiness CommandはXM9トライアルの要求スペックを再度提示した。
 このトライアルに応じたのはS&W, Colt, Beretta, H&K, SIG Sauerの5社だった。しかし、提出期限までにコルトは製品を完成出来ず、SIG Sauerも要求スペックを完全に満たすものを完成させることは出来なかった。H&Kは装弾数最低10発以上という要求スペックに対応させるべくP7をベースにマガジンを延長させたP7A10と、13発マガジンを組み込んだP7M13を提出したが、完成がギリギリだった為、規定提出数量の30挺を用意することは出来なかった。
 提出期限は延長され、各社のトライアルモデルが揃うのを待ったが、結局ColtからはSSPの後継機は出てこなかった。
 XM9トライアルは1983年から本格化し、数百万発もの9mm×19が消費された。その過程で、アメリカ製ピストル代表のS&W M459Aも脱落し、最後に残ったのはSIG Sauer M226とBeretta M92F(SB-F)の2挺だった。
 1985年1月、最終結果発表直前には、SIGが制式ピストルの座を勝ち取るとの情報が流れていた。しかし最終的勝利を手中に収めたのはBerettaだった。
 この決定は政治的判断によるものという説がある。アメリカが、イタリアへ巡航ミサイル配備することに対する摩擦緩和のためというものだ。真相は不明だが、Berettaの採用に対しては、不満の声は少なくなかった。
 アメリカの複数の特殊部隊はBeretta M92Fの装備を拒否した。またS&WはBeretta M92Fに欠陥があるとキャンペーンを行い、トライアル自体が公平では無かったとして告訴した。
 アメリカ軍は1988年,決定の公正さを証明すべくXM10 トライアルを開始した。XM9のトライアル決定からわずか3年後の事だ。しかしこの時はXM9-SPTの最終選考に残ったSIG P226は参加せず, S&W M459AとM9トライアルに間に合わなかったRuger P89, そしてBerettaとの3者で争われた。
 同時期,Berettaは強装弾によるSlide破損事故が起きており,Berettaにとっては最悪の時期であった。しかし,このXM10 トライアルでも優秀性を実証し,その後はスライド破損時にも、スライドがシューターに飛んでこないように、ハンマーピンを大型化したM92FS 仕様がM9として納入された。もしS&WかRugerが採用されれば、それはM10となったはずだが、結果的にM10は欠番となった。
 のちに小型であるという理由で警務部隊が少数採用したSIG P228はM11と呼ばれている。
 アメリカ軍が重い腰を上げて9mmピストルを採用した背景には、軍内部の女性兵士増加という背景もあったようだ。女性は一般論として男性より手が小さく、体格も華奢だ(例外も多いが)。45ACPのM1911を採用した20世紀初頭、女性が武器を持って戦争で戦うことは考えられていなかった。
 また兵士は様々な民族で構成されている。アメリカは多民族国家であり、軍に入隊することには、アメリカ国籍であれば民族的な制限は原則として無い。むしろ一般兵士はホワイト・アングロサクソンでない場合が多い。したがって小柄の兵士も決して少なくない。ピストルを45ACPから、より撃ちやすい9mmパラベラムにするという判断には、こういう事情もあった。
 ところがU.S. Army Armament Material Readiness Commandの出した要求スペックは、多弾数のダブルアクション・オートマチックというものだった。これではグリップが太くなることは避けられず、またトリガーまでの距離は遠くなる。手の小さな兵士にとっては、M1911A1よりむしろ撃ちにくいものとなることは、初めから確定していた。
 M9のグリップは太い。SIG P226は多少は握りやすいが、こちらも手の小さい人間に向いてはいない。Berettaに決定したことに対し、猛然と噛み付いたS&Wではあったが、M459Aのグリップは最悪だ。角材そのものでBerettaよりはるかに酷いものだった。H&K P7M13もスクイズ・コッカーの付いたムチャな大きさのグリップであったわけで、当事、トライアルに残ったどのピストルを選んでも、この問題からは逃れられなかっただろう。
 いずれにしてもM9としてBeretta M92F(FS)が採用され、一般的な制式ピストルとして基本的にアメリカ全軍で使われ始めた。しかし同時期、軍のピストルに対する要求は少し変わり始めた。それまでは、ピストルはあくまで補助火器であり、本格的な軍の戦闘で積極的に活用するものではなかった。
 士官(Officer)や下士官(NCO), あるいは戦闘の機会が少ない後方職種などに支給され、主として自衛用という位置付けだった。
 ところが戦闘の形態が変わり、対テロリスト作戦、対麻薬組織作戦などの特殊部隊によるミッションが重要性を帯びるようになった。その場合、ピストルは単なる腰の飾りではなく、バックアップ・ウェポンと位置付けられるようになる。特に狭い場所での接近戦(CQB)では、アサルト・ライフルより素早い取り回しが出来ることから、ピストルは重要な武器と認識されるようになった。
 スペシャル・オペレーション・グループの多くはM9を使わない場合が多く見受けられる。彼らはBeretta M92F(FS)の操作性の悪さ、耐久性の低さを好まなかった。また同時に、9mmパラベラムのストッピング・パワーの低さを嫌がったのだ。
 9mmパラベラムでは不十分という認識は、ほぼアメリカだけのものだ。ヨーロッパ各国はそのように考えていない。しかしアメリカでは軍隊のみならず、警察やFBIも9mmパラベラムの威力不足を懸念している。
 そのため10mm×25、40S&W, 356TSW, 357SIGといった弾薬がその後登場した。40S&Wは定着したが、これは主にアメリカ市場を対象にした弾薬でヨーロッパではあまり普及していない。
 いずれにしても、軍及び警察のスペシャル・オペレーション・グループは、Beretta M92FSとは別のピストルを選ぶ場合が多い。
 その一つの形がSOCOMピストルだ。1990年、Special Operation COMmando(SOCOM)はSEAL用の攻撃用ピストル(Offensive Handgun Weapon System :OHWS)を採用することを目指し、開発をスタートさせた。その結果がのちに完成したH&K Mark23 Model 0だ。45ACPを使用する。
 その他の特殊部隊も、Berettaに敗れたはずのSIG P226を採用したり、あるいはGlockを選択していたりする。しかし彼らの本当の好みはもっと別にあった。
 DeltaはM1911A1をベースに部内で改造した45Autoを使う。LAPDのSWATも組織内で改造した1911A1を使っている。FBIの人質奪還チームSRTはパラオーディナンス・フレームをベースに、レス・ベアー(Les Baer)が組み立てたハイ・キャパシティ45ACPのHRTモデルを採用した。最近ではFBIスワットチームがスプリングフィールド・アーモリー(Springfield Armory)製M1911A1カスタムモデルを使っている。その他多くのスペシャル・オペレーション・グループがキンバー(Kimber)やインハウスによるM1911A1ベース・カスタムモデルを使っている。
 結局、プロフェッショナルが使うピストルとして、M1911A1を超えるものは、いまだに登場していないということだ。もっともノーマルのM1911A1が最高だというのではない。M1911A1は腕力自慢の無粋なマッチョマンだが、ちょっと手を加えるだけで、知性と教養も兼ね備えたスーパー・ガイに変身する。
 アメリカ合衆国海兵隊もM9ピストルの決定に不満だった。1980年代中ごろ、SOCOMに属さない海兵隊独自の特殊作戦部隊としてMarine Expeditionary Unit(Special Operations Capable :MEU(SOC))が組織された。
 MEU(SOC)は、小規模の緊急展開機動部隊で、海上、船舶、航空、及び地上での高度な作戦遂行能力がある。具体的には、爆破、人質奪回(IHR)、沿岸エネルギー施設警備(GOPLAT)、船舶臨検(VBSS)、航空機人員回収、治安維持活動、市街戦等の直接行動(DA)に対応している。
 MEUは、バックアップウェポンとして、45ACPを使うピストルを使用すべく市場にあるものを探した。その回答となったのは、本部クアンティコ(Quantico)のRifle Team Equipment Repair Shop(RTE)の組み立てたM1911A1カスタムだった。
 RTEは、M9の採用によりモスボールとなる合衆国制式ピストルM1911A1(すべて1945年以前の製品だ)を分解し、そのフレームを検査し、高品質のものを選び出した。フィーディングランプを磨き上げ、エッジを削ると、そのフレームを残して、残りのパーツをすべて破棄した。そして市販されている新しいパーツをそろえて、組み込んでいった。
 スライドは当初1社の製品だけだったが、のちにSpringfieldとCaspianの2社のものを組み込むようになった。
 ビーバーテイル・グリップセフティ(beavertail grip safety)とアンビデクストラウス・サム・セフティ(ambidextrous thumb safety)はKings Gun Worksの製品が使われた。トリガーはVidechiアルミマッチトリガーが組み込まれ、トリガープルは4-5ポンドに調整された。ハンマーはコマンダーのリング・タイプを組み込んだ。
 バレルはBar-Stoだ。バレルブッシングもKings Gun Works製で、フロントサイトもKingsだ。フロントサイトは差込式でドブテイルにはなってりない。しかし確実な固定により、フロントサイトがふっ飛んでなくなったという事例は無い。リアサイトはRTE が用意したもので、大きくて見やすい。hexスクリューでスライドにしっかりと止められている。
 ロゥアーエジェクションポートは確実なエジェクトを約束している。内部にはファイバー・リコイル・バッファーが組み込まれている。その良し悪しはよく議論の対象になるが、少なくとも海兵隊では問題になっていない。
 メイン・スプリング・ハウジングはフラットでランヤード・ループがある。グリップは、ラバーのパックマイヤー(Pachmayr) Signature Grip without Backstraps GM-45/C Thumb Reduction Combatだ。
 マガジンはWilson Rogersの7連ステンレスマガジンが付属している。当初、Wilsonの8連マガジンもテストを行ったが、その時、ジャムを起こすという失態を演じ、不採用になってしまった。現在のWillson 8連マガジンは改良されている。しかしMEUはいまだに7連マガジンだけしか使われていない。この銃には7本のマガジンがセットになって供給されている。
 クアンティコのRTEが供給したこのピストルは1987年にMEU(SOC)ピストルとして採用された。そしてこの銃は現在もなお、M4カービンのバックアップ・ガンとして使い続けられている。
 使用する兵士の一部はグリップにテープを巻き、グリップ・セフティの機能を殺してしまった。トリガーをロックするだけのM1911A1のグリップ・セフティは確かにあまり重要ではない。Kingsのマニュアル・セフティに親指を乗せたままにして撃つシューターの場合、稀にグリップ・セフティを完全に押し込んでおらず、トリガーが引けないという失態を演じる場合がある。それを避けるために、グリップをテープで巻いてしまうわけだ。
 現在ならPalmswell(raised pad)付きのグリップ・セフティが多くあり、確実に押し込むことが出来るためこのような処置は不要だが、当事のbeaver tail grip safetyには、まだそのような形状のものは無かった。
 精度はあまり深く追求されていない。確実な作動による高信頼性が最優先された。撃ちたいときに確実に撃てる。これこそが最優先課題だ。凄い精度のピストルを作ることも、ある程度までは出来る。しかし、精度を上げる場合、全体をタイトにするため、作動性が怪しくなる。高精度と信頼性はトレードオフの関係になる場合が多い。競技用のピストルがジャムりやすいのはこのためだ。MEUピストルはCQB(Close Quarter Battle), すなわち接近戦用だ。すごい精度があっても、ジャムるようでは困る。
 MEUの精度は20ydで3インチとされている。CQBで敵を倒すのには、これで十分お釣りが来る。
 MEUとForce Reconはこの銃を徹底的に撃ちこむ。訓練で5万発や8万発を撃ったものなど、ざらに存在する。トラブルが起これば、QuanticoのRTEに送って修理してもらうが、各部隊でも直すことは可能だ。比較的最近、スライドを交換したものは、前部にフロント・セレーション付きのものが入っている。
 また最近はインサイトテクノロジー社(Insight Technology)のAN/PEQ-61Laser Aiming Module(LAM)を装着する改造が行われている模様だ。これは、可視光線と赤外線イルミネーターそして可視と不可視のlaserが付いてくる。


 M1911がアメリカ軍に採用されてから、あと数年で100年を迎える。M1911A1は既に制式ピストルの座を明け渡してはいるが、MEUやForce Reconを始めとする特殊部隊のホルスターには、今でもM1911A1をベースにしたものが収められている。M1911A1は、今でも現役であり、最前線に立って戦うピストルとして、その地位を当分の間、譲ることは無いだろう。


 最近、MEU-SOCという商品名の45ACPピストルが発売された。メーカーはUnertl Ordnance(ユヌートル・オーディナンス)、多くの人がこの名前に強く反応するはずだ。アメリカ合衆国海兵隊制式スナイパー・ライフルM40A1が採用, そして現在のM40A3に至るまで使い続けられているスコープがUnertl USMC M40だ。
 現在はU.S. Opticsにより内部を改良したモデルが使われているが、Unertlは、かつて伝説のスコープといっても過言ではなかった。一般に市販されることなく、政府機関に納入され、かつ現役である事から、入手には困難を極める。
 John Unertlによって1934年にUnertl Opticsは設立された。Johnは1960年に亡くなったが、その後をJohn Unertl Jr.が引き継いだ。Unertlの10Xモデルは海兵隊の制式スコープとして採用され、非常にタフなスコープとしてその評価は高い。
 しかし1998年、John Unertl Jr.の死後、会社は倒産してしまった。U.S. OpticsはUnertl USMC M40のメンテナンス、および改良を受け継いだが、現在新規生産も行っている。一方、Unertl opticsも再建され、Unertl 10X Tacticalを市販した。そして現在、U.S.Opticsとの間で係争中だ。
 Unertl OrdnanceがUnertl opticsと、どのような関係にあるのかは判らない。しかしMEU-SOCピストルのスライド側面後方にはUnertlのマークが入っている。おそらくUnertl Opticsが倒産している間に、その商標使用権を買い取ったのだろう。
 いずれにしてもUnertlの名前はアメリカ合衆国海兵隊を連想させ、その上商品名をMEU-SOCとすることで、これがあたかもMEUに制式採用されたと思わせる演出を完成させている。実際問題として、このモデルをUSMCおよびMEUが採用したという話は聞いていない。
 クアンティコのR.T.E.が組み立てたMEU-SOCピストルは極めて実戦的なものだった。ノーマルのM1911A1と比較した場合、改造項目はごくわずか。しかしUnertl Ordnanceは新しいMEU-SOCピストルを違う解釈で完成させた。
 まず眼を引くのは、フレームのダストカバー部に加えられたアクセサリーレールだ。肉厚のレールがついたこのフレームはUnertl Ordnanceが独自に開発、生産したものではない。Caspian(キャスピアン)はRecon Frame(リィーコン・フレーム)として、このフレームを製造販売している。
 おそらくスライド部もCaspianが供給したものだろう。エキストラクターが外部に露出している。Caspianも、External Extractor Slideという仕様を製造販売している。スライドはフロント・セレーション付きだ。
 リアサイトはMMCのフル・アジャスタブル・サイトが載っている。過酷な条件で使われるコンバット・ピストルにアジャスタブル・サイトを載せる事は議論を呼ぶだろう。しかし、MMCはBO-MARなどと違い、サイト・ガード・ブレードを装備、簡単に壊れることは無い。フロント・サイトは現在主流のドブティルで組み込まれている。
 Ambidextrous safety(アンビデクストラウス・セフティ:左右両手で操作可能なセフティ)が装備されていることは、従来のUSMC MEU(SOC)ピストルと同様だ。しかし、海兵隊仕様はシアピンで右側セフティを押さえ、グリップ・パネルを外さなくても右側セフティが分解出来る。これに対し、Unertl Ordnance製は右側グリップでセフティ・レバーを押さえているため、グリップパネルを外さなければセフティの分解が出来ない。ハンマー部の分解にはセフティレバーを外さなければならない。
 Unertl Ordnanceはフルレングス・リコイルスプリング・ガイドロッドを採用した。リコイル・スプリングがスムースに圧縮されるためにはフルレングス・ガイドロッドは有効だ。しかしM1911と同様のショートガイドでも作動上、特別な問題はない。そのうえ、フルレングス・リコイルスプリング・ガイドロッドを使えば、バレル部の分解に工具が必要となる。
 コルト45Autoは一切の工具なしで完全分解が容易に出来る。しかし精度あるいは、戦闘能力を上げるための改造を施した現代の45Autoは、分解には工具が必要なものとなった。これは進化なのか退化なのか。少なくとも海兵隊本部クアンティコのRifle Team Equipment Repair Shop(RTE)の組み立てたM1911A1カスタムは工具なしで分解が出来る。
 グリップはPearceラバーグリップだ。パックマイヤー(Pachmayr) のGM-45/とは違い、フロントストラップ部まで覆ってはいない。
 ビーバーティル・グリップ・セフティはPalmswell付きとなった。その結果、グリップを握れば、セフティ・レバーの上に親指を乗せていても、確実にグリップ・セフティは解除される。
 Smith & Alexanderのマグ・ウェルが装備され、マガジンの挿入は容易だ。メインスプリング・ハウジングはストレートでフル・チェッカーとなっている。このあたりはアクション・シューティング仕様だが、メイン・スプリング・ハウジング下部には、ランヤード・リングが装備され、ミリタリー・ティストを残した。
 ハンマーは大きなエッグホール・タイプで軽量化されている。またトリガーもskeletonized triggerで不要な部分をくり抜いて軽量化されている。しかし楕円や円ではなく、三角形を3つ組み合わせたものだ。おそらくハンマーとトリガーはMcCORMICKの製品だろう。バレルはブッシング・レスのテーパードで、閉鎖時にスライドにタイト・ロックとなる。
ようするにUnertl OrdnanceのMEU-SOCピストルは、WilsonやKimber、その他から数多く市販されている45AUTO 5インチ・カスタムのひとつだといえる。USMC(アメリカ合衆国海兵隊)的な実戦志向ではなく、他社とあまり変わらないデコレーションを施している。決して悪いものではないようだが、このままMEUに採用されることは無いだろう。

  


2007年08月11日 Posted by M I C  at 11:54Comments(1)MEU

やっと買いました!

WA SCW MEU レイトモデル

RECON御用達でおなじみの「MEU」です。

某オークションにて¥10,000で購入!

パックマイヤーも着いていてイイ買い物しました!

今回初めてWA製のハンドガンを購入したのですが、どこから手をつければいいのかわかりません。

みなさんにお聞きしたいのですが、HOPの調整ができないのですがどうしたらよいのでしょうか?

その他にも良いアドバイスがありましたらお願いします。
  


2007年08月11日 Posted by M I C  at 11:49Comments(3)MEU